つらつら思うこと

特にテーマは決めずに書きます

伊勢物語40段の『いまのおきなまさにしなむや』の解釈は?

伊勢物語40段の最後に出て来る『いまのおきなまさにしなむや』の解釈に二通りあるのに気づいた。

☆死なむや
松尾聰・永井和子(校註伊勢物語
池田亀鑑(学灯文庫・伊勢物語
雨海博洋(文法全解伊勢物語
山田清市(伊勢物語影印付)
森野宗明(講談社文庫)
中村真一郎(日本古典文庫)
大津有一(現代語訳日本古典文学全集)
片桐洋一(校注伊勢物語・解題)
此島正年(伊勢物語要解)
狩野尾義衛(伊勢物語新講)

☆しなむや[『し』はサ変動詞『す』の連用形]
南波浩(日本古典全書・伊勢物語
大野晋・辛島稔子(伊勢物語索引)
石田穣二(角川文庫・新版伊勢物語
大津有一(日本古典鑑賞講座・伊勢物語
吉井勇(新訳絵入現代文伊勢物語
吉岡曠(学燈文庫)
片桐洋一(校注伊勢物語・40段校注)(鑑賞日本古典文学)
田辺聖子集英社文庫
中谷孝雄(ちくま文庫
中河与一(角川文庫)
福井貞助(完訳日本の古典・伊勢物語
森本茂(伊勢物語全釈)
桑原博史(新明解古典シリーズ・伊勢物語

☆両説併記
築島裕・大津有一(日本古典文学大系伊勢物語
阿部俊子講談社学術文庫伊勢物語
小林茂美(影印校注古典叢書・伊勢物語

日本古典全書「竹取物語・伊勢物語」が届いた

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Amazonに注文していた朝日新聞社刊「日本古典全書/竹取物語伊勢物語」(南波浩校註、1960年)が届いた。
本体¥1、送料込みで¥258だからどんな状態かと思ったけどまあまあ読める状態。綺麗とは言えないし函も付いていないけど破れや書込みは無いから読むには支障無い。月報が付いているのも有難い。

どこかでこの本が伝民部卿局筆本を底本にしていると読んだ記憶があるがどこで読んだか忘れてしまって確認できないので半信半疑だったのだけれど、開けてみたら本当だった。市原愿「伊勢物語塗籠本の研究」では天福本・大島本との異同の一覧はあるものの全文の翻刻ではないので完全な翻刻文が手に入ったのは助かる。

校註も力のこもったものだし、これはもっと評価されて良い本だな。

民部卿局筆本の影印本も欲しいけど今はやりくりも厳しいし早くて6月かな。

岩波文庫「伊勢物語」が届いた。

f:id:nobinyanmikeko:20170415142944j:plainAmazonに注文していた岩波文庫伊勢物語」が届いた。

未使用品が¥180送料込みでも¥437と安いし、大津有一氏校注ということだからどんな物かなと思って買ってみたけど、本は未使用品と書いてあったのはおそらく本当で綺麗だったのだけれど本の内容は正直ガッカリ。

校注とは言っても歌について他のどの歌集に載っているというような情報が書かれているだけで、こんなものが校注と言えるのか疑問。

唯一解説だけは面白かったけど、ちょっと驚いたのは片桐洋一氏の伊勢物語三段階成立説を詳しく紹介し高く評価していること。同じ大津有一氏が山田清市著「伊勢物語の成立と伝本の研究」に寄せた文では片桐説に批判的なことを書いている。
岩波文庫が1964年、「伊勢物語の成立と伝本の研究」が1972年なので考えが変ったということなのか。考えが変ったのなら岩波文庫の改版の時に解説を書き換えれば良いものを、それもしていない。
それとも単に反片桐説の急先鋒だった山田清市に気を使っただけなのか。

天理図書館蔵の伊勢物語の影印本が八木書店から出ているが、その月報の中で大津氏は学生時代に千葉本の当時の所有者だった千葉胤明氏を訪ねた時に千葉本を差し出されて「何時頃の本と思うか」と訊かれて「鎌倉時代でしょう」と即答したと書いている。
これを読んで一体そんな事が即答できるものなのか疑問を持ったし、影印本で見るかぎり字体は古いものには見えない。

何か僕の中で大津有一氏の評価が急落した感じだ。岩波日本古典文学大系伊勢物語は大津有一・築島裕共著となっていて、僕は大津有一氏がメインで書いたものと思っていたけど、実際は校注などは築島裕氏が書いて大津氏は解説等を書いただけではないかという気がしてきた。

伊勢物語絵巻研究

昨日、京都の古書店に注文していた「和泉市久保惣記念美術館 伊勢物語絵巻研究」(1986年)が届いた。

嵯峨本伊勢物語の版画を見て伊勢物語絵巻の本も一冊くらいは欲しいなと思っていたら京都の通販専門古書店の目録にこの本が¥1,500で出ていて、値段も手頃だし美本と書いてあるしと思って注文した。
美本というのは本当で、函はやや年代感があるものの中の本は新本同様だった。美術書だけに紙も厚手の良い紙を使っているしサイズもA4見開きだとA3くらいあって迫力があるしカラーも綺麗に出ている。これで¥1,500なら安い。

表紙の見返しに「◯◯◯様謹呈 久保惣記念美術館」と書いた栞がはさまれていて、その名を検索してみたら大学教授も務めた美術研究家で3年前に亡くなった人らしい。ちょっと複雑な思い。

絵は綺麗だけど「研究」と書名にある割には記述内容は物足りない感じもあって、さらに詳しく書かれたものが読みたくなった。
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この値段無茶苦茶だろ(*`∧´)

手許にあった「校註證本源氏物語 ゆふがほ」がかなり悲惨な状態になっているので版元に新本を注文した。

http://www.musashinoshoin.co.jp/shoseki/view/808/%E8%A8%BC%E6%9C%AC_%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E%E5%A4%95%E9%A1%94%EF%BC%88%E5%AE%8C%EF%BC%89/4

この本、版元に直接注文すれば新本が税込¥588送料・振替手数料込みでも¥918で入手できるのにAmazonではとんでもない値段が付いている。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/ol/4838605072/ref=mw_dp_olp?ie=UTF8&condition=used

何か桁が一つちがうだろ(´ω`)

何だったんだ?

朝から伊勢物語翻刻の続きを書こうとしたら書き込めない(´ω`)
仕方ないからこちらのブログを全部消して続きをこっちに書こうと思ったら直ってる。
何だったんだ、あれは?