つらつら思うこと

特にテーマは決めずに書きます

知恵袋の回答/2019.1.25

《23丁裏》 【廿九日】不年以多之天由久宇羅/\止天利弖古幾由 久川女能以止※[那可久奈可久]奈利丹多留遠美天比遠 可曽不連波介不八【子日】奈利介礼者幾良須武【月】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※[那可久奈可久]は欄外注によれば前田家蔵定家…

知恵袋の回答/2019.1.17

★尾上八郎(柴舟)訳【古今和歌集選釋(1935年、日本文學社)】神代では歌の文字の數が、五七とか七五とか定まつて居らず又その歌は餘りに質朴である爲に、意味も分らないやうである。★小沢正夫訳【日本古典文学全集7/古今和歌集(1971年、小学館)】神代に…

市原悦子のこと その2

1965年11月、俳優座が日生劇場で「ファウスト・第一部」を上演した。ファウスト博士が平幹二朗、グレートヒェンが岩崎加根子、メフィストフェレスが千田是也と小沢栄太郎のWキャストだった。確か昼と夜、一日二公演で、昼は千田是也、夜は小沢栄太郎だった。…

現代仮名遣いへの変換について

最近、知恵袋でこの手の質問をよく見かける。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14201912689私が高校生の頃は「現代仮名遣いに変換しなさい」なんていう問題が出されることは無かったと思うが、今はそういう問題が普通に出されてい…

市原悦子のこと

市原悦子の訃報が入った。昔、日生劇場で市原悦子の舞台を観た記憶があるので調べてみたら、1967年7月、浅利慶太演出のジャン・アヌイ作「アンチゴーヌ」でのアンチゴーヌ姫役のようだ。(http://d.hatena.ne.jp/simmel20/touch/20171003/1507022006) 共演…

知恵袋の回答/2019.1.12

伊勢物語81段の「神な月」の各本の表記を改めて調べてみたら以下の通りでした。 (㋓影印本㋕翻刻本等の活字本)★神な月……【天福本系】㋓学習院大学蔵伝定家筆本、㋓宮内庁書陵部蔵冷泉為和筆本、㋓今治市河野美術館蔵三条西実隆筆本、㋓九州大学細川文庫蔵…

池田亀鑑について

小谷野敦がこんな事(http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/touch/20130926)を書いているが事実だろうか?もし事実なら池田亀鑑はかなり卑劣な人物ということになる。 源氏物語大成も実際の仕事をしたのは萩谷朴などで、池田亀鑑は監修者の名の下に功績を横取…

平岸のこと

スプレー缶による爆発炎上事故で名前が出て来た札幌市平岸。僕は1957年の10月頃、たった一晩だけだったけど平岸に住んだことがある。自衛官だった父が帯広から札幌の駐屯部隊に異動になって、札幌の部隊の人に予め引越し先を探してもらったのだけど、二件の…

知恵袋の回答/2018.12.7

★古今集に業平作として載っている歌は以下の通りです。【表記は「講談社学術文庫/全訳注伊勢物語」による。《》内は底本=学習院大学蔵本の表記】①2段……起きもせず寝もせで夜をあかしては春のものとてながめくらしつ 《おきもせすねもせてよるをあかしては…

古語辞典比較〜神(かみ kamï )⑤古語辞典(中型~小型)全訳型

❂全訳古語例解辞典/初版(北原保雄編、1987年1月、小学館)【神】〔名〕〘他の語の上に付いて複合語となる時には「かむ」とも〙 ❶天地・自然を創造・統治する偉大なもの。信仰の対象ともなる神聖な超能力的存在。神様。 [例]天地〈あめつち〉の━━も助けよ…

古語辞典比較〜神(かみ kamï )④古語辞典(中型~小型)古典初心者用

❂基本古語辞典/改訂版(小西甚一著、1969年11月、大修館書店)かみ[神] ❶現代語の神。 「━━など、空にめでつべき(光源氏ノ美シイ)かたちかな」〔源氏・紅葉賀〕 ❷ ㋑かみなり。雷神。 「北野(=菅原道真)の━━(=雷神)にならせたまひて、いとおそろし…

古語辞典比較〜神(かみ kamï )⑥国語辞典

❂言海(大槻文彦編、1889年5月、六合館)かみ(名)[神]〔上〈カミ〉ノ義カ、或云、赫身〈カガミ〉ノ約カト〕 ㈠形ナク、靈〈タマ〉アリ、無上自在ノ通アリテ、或ハ世ニ禍福ヲモナシ、又、人ノ善惡ノ行ニ、加護冥罰ヲモナスモノ。 ㈡往代ノ帝王、聖賢、英…

古語辞典比較〜神(かみ kamï )③古語辞典(中型~小型)一般用〜岩波・学研新他

❂新選古語辞典/初版(中田祝夫編、1963年4月、小学館)かみ【神】〔名〕〘語源不詳。高く霊なるものの義か〙 ①この世界を創造し、生育し、支配する最高で神聖な存在。 ②天皇を神格化していう語。「橿原(かしはら)のひじりの御代ゆ、生(あ)れましし━━の…

古語辞典比較〜神(かみ kamï )②古語辞典(中型~小型)一般用〜明解・新明解・角川・角川新版・旺文社

❂明解古語辞典/初版(金田一春彦編修主任、1953年4月、三省堂)かみ【神】(名) ①雷。「━━は、落ちかかるやうにひらめきかかるに」〔竹取〕。 ②江戸後期の江戸語。取巻きの者。お太鼓をたたく者。「手めえを━━に連れていったぢゃあねえか」〔一九・膝栗毛…

古語辞典比較〜神(かみ kamï )①古語辞典(大型)

各古語辞典・国語辞典の「神(かみ kamï )の語釈を比較してみる。派生語関連は除く。 ❂時代別国語大辞典上代編(上代語辞典編修委員会編〈代表:沢瀉久孝〉、1967年12月、三省堂)かみ〈乙〉[神・雷](名) ❶神。複合語を作る場合、交替形カムとなること…

古語辞典比較〜項目の有無〈除名詞・連語〉(5)ききなす【聞き做す】〜ききわく【聞き分く】

〈甲〉・〈乙〉は上代音の甲類・乙類を、〈衣〉〈江〉はア行のエ・ヤ行のエを示す。 76)きき・な・す【聞き做す】他動詞サ四 《岩波古補》《旺古中新》《旺古新版》《旺古十版》《旺文学改》《旺高基二》《旺全古三》《角古改B》《角川新版》《角最新補》《…

古語辞典比較〜項目の有無〈除名詞・連語〉(4)ききおよぶ【聞き及ぶ】〜ききとる【聞き取る】

〈甲〉・〈乙〉は上代音の甲類・乙類を、〈衣〉〈江〉はア行のエ・ヤ行のエを示す。 51)きき・およ・ぶ【聞き及ぶ】他動詞バ四 《岩波古補》《旺古新版》《旺古十版》《旺文学改》《旺高基二》《旺全古三》《角古改B》《角川新版》《角古大ニ》《角川必携》…

古語辞典比較〜項目の有無〈除名詞・連語〉(3)きえまどふ【消え惑ふ】〜ききおもふ【聞き思ふ】

〈甲〉・〈乙〉は上代音の甲類・乙類を、〈衣〉〈江〉はア行のエ・ヤ行のエを示す。 26)きえ・まど・ふ【消え惑ふ】自動詞ハ四 《岩波古補》《旺古中新》《旺古新版》《旺古十版》《旺高基二》《旺全古三》《角古改B》《角川新版》《角最新補》《角古大ニ》…

古語辞典比較〜項目の有無〈除名詞・連語〉(2)き【黄】~きえはつ【消え果つ】

〈甲〉・〈乙〉は上代音の甲類・乙類を、〈衣〉〈江〉はア行のエ・ヤ行のエを示す。 1)き【黄】形容動詞ナリ活用 《岩波古補》※名詞とする。《旺古新版》《旺古十版》《旺文学改》《角古大ニ》《学研新古》《講談社古》《三省例ニ》《三省詳説》《三基三補…

文語で四段活用と下二段活用の二つの活用を持つ動詞〜四段=自動詞/下二段=他動詞型⑦「〜む」型

【】内は略記。 【岩波補】岩波古語辞典/補訂版(大野晋・佐竹昭広・前田金五郎編、1990年、岩波書店) 【古語大】古語大辞典(中田祝夫・和田利政・北原保雄編、1983年、小学館) 【旺古九】旺文社古語辞典/第九版(松村明・山口明穂・和田利政編、2001年…

文語で四段活用と下二段活用の二つの活用を持つ動詞〜四段=自動詞/下二段=他動詞型⑥「〜ぶ」型

【】内は略記。 【岩波補】岩波古語辞典/補訂版(大野晋・佐竹昭広・前田金五郎編、1990年、岩波書店) 【古語大】古語大辞典(中田祝夫・和田利政・北原保雄編、1983年、小学館) 【旺古九】旺文社古語辞典/第九版(松村明・山口明穂・和田利政編、2001年…

『なぞらふ』の自動詞四段用法について

古語辞典・国語辞典で『なぞらふ』の自動詞四段用法について調べるとこんな結果になった。『なぞらふ』の自動詞四段用法を挙げている辞書★旺文社古語辞典/増補版(守随憲治・今泉忠義校閲、1962年2月、旺文社) ●なぞら・ふ【準ふ・准ふ・擬ふ】㈠〔自四〕…

文語で四段活用と下二段活用の二つの活用を持つ動詞〜四段=自動詞/下二段=他動詞型⑤「〜ふ」型

【】内は略記。 【岩波補】岩波古語辞典/補訂版(大野晋・佐竹昭広・前田金五郎編、1990年、岩波書店) 【古語大】古語大辞典(中田祝夫・和田利政・北原保雄編、1983年、小学館) 【旺古九】旺文社古語辞典/第九版(松村明・山口明穂・和田利政編、2001年…

文語で四段活用と下二段活用の二つの活用を持つ動詞〜四段=自動詞/下二段=他動詞型④「〜つ」型

【】内は略記。 【岩波補】岩波古語辞典/補訂版(大野晋・佐竹昭広・前田金五郎編、1990年、岩波書店) 【古語大】古語大辞典(中田祝夫・和田利政・北原保雄編、1983年、小学館) 【旺古九】旺文社古語辞典/第九版(松村明・山口明穂・和田利政編、2001年…

文語で四段活用と下二段活用の二つの活用を持つ動詞〜四段=自動詞/下二段=他動詞型③「〜す」型

【】内は略記。 【岩波補】岩波古語辞典/補訂版(大野晋・佐竹昭広・前田金五郎編、1990年、岩波書店) 【古語大】古語大辞典(中田祝夫・和田利政・北原保雄編、1983年、小学館) 【旺古九】旺文社古語辞典/第九版(松村明・山口明穂・和田利政編、2001年…

文語で四段活用と下二段活用の二つの活用を持つ動詞〜四段=自動詞/下二段=他動詞型②「〜ぐ」型

【】内は略記。 【岩波補】岩波古語辞典/補訂版(大野晋・佐竹昭広・前田金五郎編、1990年、岩波書店) 【古語大】古語大辞典(中田祝夫・和田利政・北原保雄編、1983年、小学館) 【旺古九】旺文社古語辞典/第九版(松村明・山口明穂・和田利政編、2001年…

知恵袋の回答/2018.10.26

大野晋著「日本語の起源」(岩波新書、1957年初版)第Ⅳ章 古代日本語とアルタイ語・朝鮮語 〜4.古代日本語の母音調和の発見 〜古い母音と新しい母音 では、これ(※a・i ・u ・o・ö)以外の(※母音調和に関与していない) ï・e・ë はどうしたのか。それらの母…

大野晋先生のこと

今日(2018/10/20)届いた「学習院大学国語国文学会会報」に佐々木隆教授の言葉として、「(写真を研究室スタッフに見せて)大野先生のお顔、なかなかハンサムでしょう?先生はね、スゴいモテたんだよ」とあった。う~ん(^_^;)僕が教わったのは先生が50歳前…

文語で四段活用と下二段活用の二つの活用を持つ動詞〜四段=自動詞/下二段=他動詞型①「〜く」型 

以前に岩波古語辞典に掲載されている動詞について四段活用と下二段活用の二つの活用を持つ動詞を調べたことがあるので、それを元に古語大辞典等主要な古語辞典の記述とも比較して調べた結果をここに記録しておく。【】内は略記。 【岩波補】岩波古語辞典/補…

古語辞典比較〜項目の有無〈除名詞・連語〉(1)

各古語辞典の項目の有無を「古語大辞典」(小学館)の『き』から100項目で比較してみた。ただし名詞・連語は除いた。「古語大辞典」に無い項目は◯-a・◯-bのように記した。対象とした古語辞典は以下の通リ。(同一の古語辞典の版違いがある場合は一番新しい版…