つらつら思うこと

特にテーマは決めずに書きます

今月買った本①

今月はAmazonで6冊、日本の古本屋から7冊買った。

Amazonから買った6冊。

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泉州伊勢物語の研究《中田武司著、1968年11月発行、白帝社》
Amazon_bs-T/¥680+送料¥257
他の5冊はギフト券を使って買ったけど、この本だけはコンビニ払いで買った。
¥680は他のマーケットプレイスの1/4以下の安さだったけど本の状態は函と見返しにヤケがある程度で中は書込み等も無く綺麗だった。
泉州本は伊勢物語諸本中最多の段を持つ注目すべき本だけど、これまでの所持本では「伊勢物語に就きての研究・補遺篇」に阿波国文庫旧蔵本との校異の形で出ているのを読むことができる程度だったので、何とか翻刻本が欲しいと思って買ったのだけれど、残念ながらこの本も著者の持つ天福本系写本との校異という形で出ているだけだったので、これだったら「伊勢物語に就きての研究・補遺篇」と同じじゃないかと落胆した。まあ阿波国文庫本よりは天福本との校異の方が判りやすいし、勘物も書いてあるので、こちらの方が役に立ちそうだけど。
泉州本は原本は既に戦災で焼失していて唯一の資料となっている国学院大学刊の翻刻本は¥18,000もするし、悩むところだな。

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★長谷章久博士所蔵王朝文学叢書(2)伊勢物語《鈴木重三・小山利彦・元吉進編、1999年4月初版1刷、翰林書房》
Amazon_万葉書房/¥2,000+送料¥257
影印本らしいということ以外何も判らないまま安いので購入した本。
万葉書房は松戸の古書店で、日本の古本屋にも登録しているし、自前のホームページも持っていてそこから注文することもできる。でもこの本は日本の古本屋や自店のホームページには載せずAmazonにのみ掲載していた。
日本の古本屋では万葉書房は高いという印象があったのだけど、この本は安かった。日本の古本屋で一番安い店よりさらに¥1,500安かったので購入した。安くても本はほぼ新本並の綺麗な状態だった。
中は飛鳥井雅親筆本の影印とその翻刻。サイズが桜楓社刊の伝尊鎮親王筆本とほぼ同じで伊勢物語の影印本としては最大級で読みやすい。字も綺麗だし翻刻も極めて正確なもの。ただ解題が無いのはいかにも物足りない。

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★ニューメソッド国文対訳シリーズ(1)伊勢物語《守随憲治監修、小西宏著、1961年4月初版1993年4月16版、評論社》
Amazon_まるこ505/¥350+送料¥257
「国文対訳シリーズ」とあるので旺文社の対訳古典シリーズや創英社の対訳日本古典新書のような対訳本かと思って購入したのだけれど、品詞分解付きの学習参考書だった。
初版が出たのが1961年だから結構古い。全段ではなく36段の抄出。著者の小西宏氏については奥付にも何の記載も無くネットで検索してもよく判らない人だが、内容はしっかりしている。学習参考書に品詞分解のミスなどは付物と言っていい位だけど、この本にはほとんどミスが無い。既に絶版になっていて古本もほとんど出回っていないようだけど惜しい本。

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★日本の古典をよむ(1)古事記《山口佳紀・神野志隆光校訂・訳、2007年7月初版1刷、小学館
Amazon_ネットオフ/¥220+送料¥257
今回はAmazonのギフト券¥5,000を買った。ギフト券を買うのは4,5年ぶり2回目。コンビニまで払いに行かなくても済むということも多少はあるけど、コンビニ払いできないマーケットプレイスの出品している本はクレジットカードを持っていない私としてはギフト券を使って買うしか無いからというのが一番の理由。
ただ額面ピッタリの買物をするのは難しいのでどうしても余りが出てしまうという問題がある。
今回は「長谷章久博士所蔵王朝文学叢書・伊勢物語」¥2,257、「ニューメソッド国文対訳シリーズ・伊勢物語」¥607、それに古書さろん大地から出品されていた大津有一氏の「伊勢物語古註釈の研究」が¥1,400+¥257で合せて¥4,521だったので、残り¥479に一番近い額で適当な本はないかと探してこの本に決めた。
本体¥220、送料込みでも¥477と安かったけど、本の状態は良好で新本同様だった。
ただ内容にはちょっとガッカリ。このシリーズは小学館の日本古典文学全集をベースにしているので、同じく日本古典文学全集をベースにした簡装版とされる「完訳日本の古典」シリーズと同じようなものかと思って買ったのだけど、何と抄出本で全文は入っていない。失敗だった。

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★新註伊勢物語《松尾聰編、1952年5月初版1984年3月75版、武蔵野書院》
Amazon_不死鳥BOOKS/¥498+送料¥257
古書さろん大地に注文した大津有一著「伊勢物語古註釈の研究」が既に売れてしまったとのことでキャンセルになったので替りの本として先ずこの本を決めた。
松尾先生の本では学生時代に講義のテキストとして購入した「校註伊勢物語」(笠間書院)を持っているが、「校註」の方は永井和子氏との共著となっているので、二本の違いをこれから調べてみたい。
不死鳥BOOKSからの購入はこれが3冊目になるけど、最初の「伊勢物語論」(森本茂)が¥1で専門書がこんなに綺麗な状態で買えるのかと感激して以来信頼できるマーケットプレイスと思っている。

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★竹取・伊勢物語の世界_平安初期の思想史的考察_《田中元著、1982年10月初版、吉川弘文館
Amazon_ガブット書店/¥637+送料¥257
大津有一「伊勢物語古註釈の研究」キャンセルで、「古註釈の研究」¥1,400+送料¥257に余りの¥2を足した¥1,659が浮いたので、そこから「新註伊勢物語」の¥755を引いた¥904の範囲内であと一冊買うことにして選んだのがこの本。
ところが発送しましたとのメールが届いてから5日経っても届かない。やむを得ずガブット書店宛てに未着のメールを送ったら8日目になってやっと届いた。初めて購入したマーケットプレイスだけに、こんなことがあると二度と買いたくないなと思ってしまう。
本自体はまあ価格相応か。カバーがかなり汚れているけれども中は綺麗。
本はこれから読んでみるけど、吉川弘文館は歴史書の出版社だから、国文学研究者とはまた違ったアプローチがあるのかな。