つらつら思うこと

特にテーマは決めずに書きます

11月に買った本

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★「唐宋伝奇集」上下《今村与志雄訳、上1988年7月1刷1993年10月10刷・下1988年9月1刷1993年5月8刷、岩波書店岩波文庫
井筒屋古書部(福岡県)
本体揃¥500+送料¥220+振替手数料¥130=¥850

伊勢物語69段のいわゆる狩の使の段は唐の元稹の小説「鶯々傳」と似ており「鶯々傳」をモチーフとした創作ではないかとの説が出ているので「鶯々傳」を読んでみたいと思って購入した。
「鶯々傳」は上巻の最後に収められていて、解説は下巻の巻末に収められている。
読んだ印象ではそれほど似ているとも思わなかったし、「鶯々傳」が平安初期の日本に入って来ていたことを示す記録も無いようなので、「鶯々傳」モチーフ説は疑問。
本は日本の古本屋で検索して一番安い井筒屋から購入した。井筒屋は先月も陽明文庫本伊勢物語・大和物語を購入したが、陽明文庫も今回の唐宋伝奇集も安くても良い状態で送られて来たので良心的な店だと思う。

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★ 「品詞別日本文法講座」全10巻揃《鈴木一彦&林巨樹編、明治書院
 ①品詞総論(阪倉篤義他、1973年1月初版)
 ②名詞・代名詞(永山勇他、1972年11月初版)
 ③動詞(渡辺実他、1972年10月初版)
 ④形容詞・形容動詞(春日和男他、1973年3月初版)
 ⑤連体詞・副詞(塚原鉄雄他、1973年4月初版)
 ⑥接続詞・感動詞(松井栄一他、1973年5月初版)
 ⑦助動詞1(吉田金彦他、1972年9月初版)
 ⑧助動詞2(北原保雄他、1972年12月初版)
 ⑨助詞(内尾久美他、1973年2月初版)
 ⑩品詞論の周辺(築島裕他、1973年6月初版)
日本書房(東京都千代田区
本体¥3,000+送料¥700=¥3,700

伴(内尾)久美氏について調べているうち、伴氏がこの本の助詞編の一部を書いていることを知って、値段も10冊揃で¥3,000と安いので購入した。
これだけ纏まった文法書を買うのは初めて。とは言え文法は追究するほど訳がわからなくなるような分野だから、これだけ読めば十分なんてことは無いのだが。
各巻末の資料集はなかなかの力作で役に立ちそうだ。
日本書房はいつものことながら振替手数料を負担しなくても良いのは助かる。

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★「本間美術館蔵伝民部卿局筆本・伊勢物語」複製本《日本古典文学会編、竹鼻績解題、1976年4月発行、ほるぷ出版
西田書店(神奈川県横浜市
本体¥4,320+送料¥400+振替手数料¥130=¥4,850

これは前から欲しかった本でやっと手にできたという感じ。
以前に日本の古本屋サイトを見た時には名古屋の大学堂書店で¥4,000で出ていたので大学堂書店から買うつもりでいたのだけど、いざ買おうと思ったら大学堂書店のは目録から消えていてどうやら売れてしまったようだ。やむを得ず日本の古本屋サイトで一番安かった西田書店に変更して購入したけど、40年以上も前の本で値段も他店より安いのに綺麗だったので驚いた。桐箱も真新しく見えるし、本が帙に包んであるなんてのも初めてだし、本体も製本屋から送られて来たばかりのような綺麗な状態で、とても古本という感じではなかった。西田書店から買って良かった。
また原本の朱入れの部分がそれと判るように赤字で印刷してあるというのも初めてで感動した。

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★「助詞・助動詞の研究」(橋本進吉著作集8)《橋本進吉著作集刊行委員会編、1969年11月1刷1973年10月3刷、岩波書店
浪月堂書店(北海道函館市
本体¥500+送料¥510+銀行振込手数料¥432=¥1,442

「品詞別日本文法講座」の助詞編を読んでいたら参考文献としてこの本が挙げられていて、日本の古本屋で見たら¥500と安い店があったので注文してみたのだけど、読んでみてちょっとガッカリ。橋本進吉自身が書いたものではなくて、大学の講義のための草稿や受講者のノートをもとに編集者がまとめたものなので、論文ではないから概説程度の内容。
値段が安いからと思って注文したのだけど、そんなに分厚い本でもないのに送料が結構高いし、郵便局で振替用紙に書き込もうとしたらメールに振替口座番号は無く、結局銀行振込になったので郵便振替より¥302も高い銀行振込手数料を負担する破目になった。もうこの店からは買いたくないな。

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★「新典社叢書8・増補改訂古今和歌集」《杉谷寿郎&菅根順之&半田公平編、1981年4月初版1994年4月増補改訂8刷、新典社》
Amazonトマト書房(愛媛県松山市
本体¥420+送料¥257=¥677

伊勢物語古今和歌集との関係を無視できないのでこれから少し古今和歌集の諸本を揃えて行きたいと思い購入した本。
とはいえ内容はよく判らないままの購入だったけど、定家本系ではあるけれども日本古典文学大系が底本とした貞応二年本系ではなく嘉禄二年本系の高松宮家旧蔵本を底本とした校注本。嘉禄二年本系には真名序が無いが真名序は貞応二年本のものを載せている。
校注本と言っても編者が校注を書いているのではなく、各種歌学書・歌論からの引用。できれば出典についての説明も欲しかった。
Amazonマーケットプレイスには通販専門店が多いが、このトマト書房は店舗販売もしている店のようだ。安かったけど、本は綺麗な状態だった。

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★「古今集総索引」《滝沢貞夫&西下経一編、1958年9月発行、明治書院
Amazonあやみ堂3号店(静岡県掛川市
本体¥327+送料¥257―値引¥50=¥534

索引作りは手間がかかるので索引は高価なものが多いが、安価な索引があったので注文してみた。するといきなり在庫確認メールで、表示は「良い」だけれども見たら状態が良くないのでキャンセルしますか?それとも¥50値引きにしますか?という事だったので値引きで購入した。届いた本を見たら状態はそんなに悪くもないし、良心的なマーケットプレイスだなと思った。最近Amazonマーケットプレイスは送料を引き上げた所が多いが、トマト書房もあやみ堂も¥257で頑張ってるというのも良い。
索引だけれども仮名序は全文が翻刻され校異も載っている。真名序は索引の対象になっていない。索引は仮名序編・歌語編・詞書左注編に分かれている。品詞などについては余り注記が無く、とりあえず同一語を検索できるようにしましたという感じの索引。

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★「日本古典文学大系9/竹取物語伊勢物語・大和物語」《阪倉篤義校注(竹取物語)・大津有一&築島裕校注(伊勢物語)・今井源衛阿部俊子校注(大和物語)、1957年10月1刷1969年8月13刷、岩波書店
Amazonあやみ堂千葉本店(千葉県旭市
本体¥127+送料¥257=¥384

これは昔若い頃に買った本を今も使っているのだが、かなり傷みが激しいので少しましなものをと思って購入した。
安かったけど書込みも無いし月報も付いていたから良かった。

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★「日本古典文学大系8/古今和歌集」《佐伯梅友校注、1958年3月1刷1969年9月12刷、岩波書店
Amazonあやみ堂千葉本店(千葉県旭市
本体¥366+送料¥257=¥623
これも数年前に神保町で¥200で投売りされてた本を使ってるけど書込みがあるのでもう少しましなものが欲しくなって購入した。
伊勢物語の方にはパラフィン紙カバーが付いていたが、こちらはカバーは無し。でも函や本体はこちらの方が綺麗だから伊勢物語より少し高いだけのことはある。これも月報付きだった。

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★「カラー版古今和歌集」《小町谷照彦編、1988年4月1刷2014年3月6刷、㈱おうふう》
Amazonもったいない本舗
本体¥1+送料¥350=¥351

本というよりパンフレットのような形状で50頁にも満たない薄い本。
ただ元永本とか高野切とか影印本を買ったら高価なものを一部なりともカラーで見られるのは嬉しい。