つらつら思うこと

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12月に買った本①

今月は日本の古本屋サイト、Amazonに加えて初めてヤフオクからも購入した。

日本の古本屋サイトから購入した本は2冊。
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古今和歌集〔建久二年俊成本〕と研究《久曽神昇・竹本元晛編著、1959年8月発行、未刊国文資料刊行会》
渥美書房(東京都新宿区)
本体¥1,400+送料¥440+振替手数料¥130=¥1,970(後払い)

古今和歌集では初めての非定家本系の本になる。と言っても俊成本は比較的定家本に近い本とされているが、それでも994の「風ふけば沖つ白浪たつた山」の歌が「ひとりこゆらん」ではなく「ひとりゆくらん」になっているなど、なかなか興味深い。
俊成は何度も古今和歌集の書写をしているとのことで、俊成本にも幾つかの系統があるようだけど、この建久二年本は穂久邇文庫蔵の一本のみの孤本のようだ。古今和歌集Wikipediaの筆者も建久二年本の名を挙げているだけで本の内容には触れていないので読んでいないのだろう。
影印本ではなく翻刻本で、翻刻の後に研究とあるのは通常の解説・解題に相当するもので、研究はやや大げさ。
国歌大観による歌番号及び初句索引付き。
限定第307号と奥付にあるけど何部発行したのかは不明。
B6判で232頁の小ぶりな本で、表紙は厚手のしっかりしたものだがカバーや函は無い。これは初めから付いていなかったようだ。
見返し・小口のヤケはやや目立つけれども、書込み・破れは無く、普通に読む分には問題ない。
初めは五十嵐書店で買うつもりでいたけど、直前になって渥美書房が五十嵐書店より¥100安く出しているのに気づいたので渥美書房から購入した。渥美書房から買うのは今回が初めてだけど、日本の古本屋サイトでは度々目にしている書店で比較的安い店という印象がある。

f:id:nobinyanmikeko:20171223002937j:plainf:id:nobinyanmikeko:20171223003108j:plain伊勢物語━━慶長14年刊━━版本文庫1《片桐洋一解題・翻刻、1974年5月発行、国書刊行会
八尾文庫(大阪府八尾市)
本体¥3,000+送料¥560+振替手数料¥130=¥3,690(後払い)

いわゆる嵯峨本の影印本。嵯峨本は既に慶長13年刊嵯峨本の和泉書院刊の影印本を持っているが、支子文庫の伊勢物語影印本の解説に「本文は慶長14年刊嵯峨本に近い」とあったのが気になったのと慶長13年刊の嵯峨本とどう違うのかも知りたかったので購入した。しかし本文の違いも小さく、版画はほぼ同じものなので無駄と言えば無駄な買物になってしまったけど、A5判の和泉書院版に対してB5判をやや上回る大判の本なので、字も絵も見やすいのは良い。
この本も五十嵐書店で¥2,500で出ていたけれど一部に折れなどがあると表示されていて、八尾文庫は美本と書かれていたので¥500高いけれども美術本的な要素もあるので状態が良い本をと思い八尾文庫から購入した。ところが届いた本を見てビックリ。「え、これが美本?」と落胆するような状態。特に函は角のスレが目立って美本というには程遠い状態。中は美本と言う程ではないけれど酷く傷んでいるというわけでもなかったが。
八尾文庫は初めて購入した店だけど通販専門店らしい。まだ他にもいずれ八尾文庫から購入したいと思っている本があるのだけど、ちょっと考えてしまうな。