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萬葉集における助動詞「り」の接続例~国歌大観No.4201~No.4250

https://blog.hatena.ne.jp/nobinyanmikeko/nobinyanmikeko.hatenadiary.jp/edit?entry=4207112889893333252

 

 

 

 

《4204》短歌〈惠行〉

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吾勢故我 捧而[持流] 保寶我之婆 安多可毛似加 靑盖

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我が背子が 捧げて[持てる]  ほほがしは あたかも似るか 靑き盖(きぬがさ)

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★持て:四段・命令形

 る:連体形

捧而[持流] 保寶我之婆

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《4211》長歌〈大伴宿禰家持〉

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古爾 有家流和射乃 久須婆之伎 事跡言継 知努乎登古 宇奈比壮士乃 宇都勢美能 名乎竸争登 玉剋 壽毛須氐弖 相争爾 嬬問爲家留 ■(女偏に感)嬬等之 聞者悲佐 春花乃 爾太要盛而 秋葉之 爾保比爾 

荒井裕樹著「凛として灯る」を読んだ

米津知子さんのモナリザ・スプレー事件から今年で48年になる。
事件が1974年4月20日だから、私がたった一度米津さんに会ったのはその数日前という事になる。

あの時、宋斗会さんや林景明さんの日本国籍確認訴訟の支援を訴えるために新宿で活動していた時、「リブ新宿センターから支援に来ました」と言って一人でやって来たのが米津知子さんだった。
僕らの活動仲間にリブ新宿センターの田中美津さんを尊敬している女性は数人いたけれども、彼女らもリブ新宿センターの活動に加わっているわけでは無かったし、なぜ米津さんが僕らの支援に来てくれたのかはよく判らなかったけど、とにかく支援してくれたのは嬉しかった。

活動の後喫茶店で少し話したけど、米津さんは小柄で可愛らしい女性だった。片足を引きずっていたのは覚えているけど、補助器具を付けていたかどうかはよく覚えていない。

それから数日後にモナリザ・スプレー事件があって、誰かから「あのモナリザ・スプレー事件を起こした人は、この間リブ新宿センターから支援に来てくれた子らしいよ」と聞いて驚いた。

米津さんがそうした行動を起こすに至る様々な伏線がこの本には丁寧にかき込まれていて素晴らしかった。
リブ新宿センター関係の資料なども少しずつ取り寄せて読んでみたい。

休刊日

今日は25日。
第4月曜日だけど休刊日で朝刊は休み。
こんなことも有るんだね。

通常は第2月曜日が休刊日だけど、今月は10日が参院選の投票日で、選挙速報のために休刊日は延期、第3月曜の18日は海の日で祝日のため夕刊が無いので休刊日にできないという事で今日25日に延期されたのだろう。

第4月曜日が休刊日なんて今まであっただろうか?
ちょっと記憶に無いなあ。

荒井裕樹著「凛として灯る」

2022年7月21日付けの東京新聞夕刊のコラム「大波小波」にこんな記事があった。


★複数の差別と向き合った女性

 モナ・リザスプレー事件をご存じだろうか。1974年4月20日、当時の政府が力を入れて開催した「モナ・リザ展」(東京国立博物館)の一般公開初日。一人の女性がモナ・リザにスプレーを噴射し、警備員と私服警官に取り押さえられた。米津知子。当時25歳。ウーマンリブ運動に参加。ポリオの後遺症で右足に障害があった。事件は障害者、高齢者、子連れ女性の入場を制限した展覧会への抗議だった。
 米津の行動の背景には何があったのか。荒井裕樹「凛として灯る」(現代書館)は、そんな米津の人生と事件に迫る評伝的な著作だ。リブ運動の沸騰の中で、米津は「女性であること」と「障害者であること」に同時に向き合い、引き裂かれ、葛藤し続けた。特に優生保護法「改悪」をめぐる論争の中でその葛藤は深まる。荒井は息詰まるような記述でそれを追っていく。
 近年は性、障害、民族など、複数の差別を重層的に問うことを交差性(インターセクショナリティ)と呼ぶ。言葉で名指すのはたやすい。だが自らの身体でそれを生きるとは、こんなにも過酷で、「凛と」したことなのか。男性健常者の荒井が米津にどう対峙したか。それを「我々=読者」はどう読むか。問いは何重にも交差していく。(青)


 実は僕は米津知子さんとは、モナリザスプレー事件の数日前に一度会っている。
 あの頃僕は反入管運動の団体に入って活動していた。その日は新宿で我々の訴えを行ったのだが、リブ新宿センターからの支援で来ましたと言って活動に加わってくれた一人の女性がいて、活動のあと喫茶店で少し話したりもした。
 その数日後にモナリザスプレー事件があって、誰かから「スプレーを噴射したのは、この前新宿の活動の時にリブセンターから支援に来た人らしいよ」と聞いて驚いた。

 小柄で、片足を引きずりながら歩いていたのを覚えている。
その後米津さんとは一度も会っていない。ネットで少し前米津さんの記事を見て、結局罰金¥3,000という軽い処分だったと知って安心したばかり。

 来月5日生活保護が下りたら「凛として灯る」を是非買いたい。

新しい地図を買ったけど

使っているこの辺の地図が10年くらい経ったので、同じ社の同じシリーズの地図に買い替えたけど、よく見たら、もう無くなった店がまだ載ってたり、新しくできた店が載って無かったりで、何だこりゃあって感じだなあ。(T_T)

萬葉集における助動詞「り」の接続例〜国歌大観No.4101~4200

https://nobinyanmikeko.hatenadiary.jp/entry/2022/05/25/132809




《4106》長歌〈大伴宿禰家持〉
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於保奈牟知 須久奈比古奈野 神代欲里 伊比都藝家良久 父母乎 見波多布刀久 妻子見波 可奈之久米具之 宇都世美能 余乃許等和利止 可久佐末爾 伊比家流物能乎 世人能 多都流許等太弖 知左能花 [佐家流]沙加利爾 波之吉余之 曾能都末能古等 安沙余比爾 惠美々惠末須毛 宇知奈氣支 可多里家末久波 等己之部爾 可久之母安良米也 天地能 可未許等餘勢天 春花能 佐可里裳安良牟等 末多之家牟 等吉能沙加利曾 波奈禮居弖 奈介可須移母我 何時可毛 都可比能許牟等 末多須良无 心左夫之苦 南吹 雪消益而 射水河 流水沫能 餘留弊奈美 左夫流其兒爾 比毛能緖能 移都我利安比弖 爾保騰里能 布多理双坐 那呉能宇美能 於支乎布可米天 左度波世流 支美我許己呂能 須敝母須敝奈佐  言佐夫流者遊行女婦之字也
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大汝(おほなむち) 少彦名(すくなびこな)の 神代(かみよ)より 言ひ継ぎけらく 父母を 見れば貴(たふと)く 妻子(めこ)見れば かなしくめぐし うつせみの 世の理(ことわり)と かくさまに 言ひけるものを 世の人の 立つる言立(ことだ)て ちさの花 [咲ける]盛りに はしきよし その妻の兒(こ)と 朝夕(あさよひ)に 笑(ゑ)みみ笑まずも うち嘆き 語りけまくは とこしへに かくしもあらめや 天地(あめつち)の 神言(かみこと)寄せて 春花の 盛りもあらむと 待たしけむ 時の盛りそ 離れ居て 嘆かす妹が いつしかも 使ひの來(こ)むと 待たすらむ 心さぶしく 南風(みなみ)吹き 雪消(ゆきげ)溢(あふ)りて 射水川(いみづかは) 流る水沫(みなわ)の 寄るへなみ 左夫流(さぶる)その兒に 紐(ひも)の緖の いつがりあひて にほ鳥の 二人並び居 奈呉(なご)の海の 奥(おき)を深めて さどはせる すべもすべなさ  左夫流(さぶる)といふは遊行女婦(あそびめ)の字(あざな)なり
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★咲け:四段・命令形
 る:連体形
知左能花 [佐家流]沙加利爾
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《4110》短歌〈大伴宿禰家持〉
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左夫流兒我 伊都伎之等乃爾 須受可氣奴 波由麻[久太禮利] 佐刀毛等騰呂爾
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左夫流兒(さぶるこ)が 齋(いつ)きし殿に 鈴掛けぬ 驛馬(はゆま)[下れり] 里もとどろに
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★下れ:四段・命令形
 り:終止形
波由麻[久太禮利]
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《4134》短歌〈大伴宿禰家持〉
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由吉乃宇倍爾 [天禮流]都久欲爾 烏梅能播奈 乎理天於久良牟 波之伎故毛我母
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雪の上に [照れる]月夜(つくよ)に 梅の花 折りて送らむ 愛(は)しき兒もがも
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★照れ:四段・命令形
 る:連体形
由吉乃宇倍爾 [天禮流]都久欲爾
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《4185》長歌〈大伴宿禰家持〉
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宇都世美波 戀乎繁美登 春麻氣氐 念繁波 引攀而 折毛不折毛 毎見 情奈疑牟等 繁山之 谿敝爾生流 山振乎 屋戸爾引殖而 朝露爾 [仁保敝流]花乎 毎見 念者不止 戀志繁母
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うつせみは 戀を繁みと 春まけて 思ひ繁けば 引き攀(よ)じて 折りも折らずも 見むごとに 心和(な)ぎむと 谷邊(へ)に生(お)ふる 山吹を やどに引き植ゑて 朝露に [にほへる]花を 見るごとに 思ひは止(や)まず 戀し繁しも
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★にほへ:四段・命令形
 る:連体形
朝露爾 [仁保敝流]花乎
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《4192》長歌〈大伴宿禰家持〉
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桃花 紅色爾 爾保比多流 面輪乃宇知爾 青柳乃 細眉根乎 咲麻我理 朝影見都追 ■(女+感)嬬良我 手爾[取持有] 眞鏡 盖上山爾 許能久禮乃 繁谿邊乎 呼等餘米 旦飛渡 暮月夜 可蘇氣伎野邊 遥々爾 喧霍公鳥 立久々等 羽触爾知良須 藤浪乃 花奈都可之美 引攀而 袖爾古伎禮都 染婆染等母
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桃の花 紅色(くれなゐいろ)に にほひたる 面輪(おもわ)のうちに 青柳(あをやぎ)の 細き眉根(まよね)を 笑(ゑ)み曲がり 朝影見つつ 娘子(をとめ)らが 手に[取り持てる] まそ鏡 二上山(ふたがみやま)に 木(こ)の暗(くれ)の 繁(しげ)き谷邊(たにへ)を 呼びとよめ 朝飛び渡り 夕月夜(ゆふづくよ) かそけき野邊(のへ)に はろはろに 鳴くほととぎす 立ち潜(く)くと 羽触(ばぶ)れに散らす 藤波の 花なつかしみ 引き攀ぢて 袖に扱入(こき)れつ 染(し)まば染(し)むとも
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★取り持て:四段・命令形
 る:連体形
手爾[取持有] 眞鏡
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https://nobinyanmikeko.hatenadiary.jp/entry/2022/09/08/135345







  

生活保護支給額減額政策について

⇩この記事について

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220624/amp/k10013686691000.html

生活保護支給額は四年ごとに見直しが行われる。

以前は四年間の物価の動向を調査して、新しい支給額が決められていたので、ほぼ見直しの度に支給額は増額されていた。

見直し方法を変更したのは第二次安倍政権だった。物価の動向には関係なく、生活保護支給額と生活保護を受けていない低所得者の所得を比較して、生活保護支給額の方が高ければ最大1割までの範囲で生活保護費を減額するとした。

具体的には生活保護を受けていない全世帯を所得の順にズラッと並べて、そのうち所得の最も少ない1/10の世帯の平均所得を出して生活保護費と比べると生活保護費の方が多いとして、生活保護費の減額を決めた。
2014年、2018年と減額が行われ、今年2022年の秋にも減額が行われるだろう。

ただ、この方法のおかしいのは生活保護費非受給の低所得者の所得だけと生活保護費とを比較していて、預金などの資産は比較対象外になっていること。所得は低くても十分な預金等がある世帯と生活保護世帯とどっちが支援が必要か。

この問題では前回の総選挙時に、ある団体が2013年レベルまで生活保護費の支給額を戻すべきと思うがどうかというアンケートを各政党に行ったが、驚いたのは戻すべきと回答したのは社共両党のみで、立憲民主党は戻す必要は無いという回答だった事だ。